残り49試合”勝率7割”でぶっとばせ!
前半戦を5割でターンした我らが阪神タイガース。
まさかこの6月と7月でここまで仕上げて来るとは、正直に選手・スタッフの皆さん本当にスゴイと尊敬しています。
首位ヤクルトとは以前11ゲーム差があるとは言え、後半戦を5割の借金なしからスタートできるというのは、まだまだ上の順位を諦めてはいけないと思うんですね。
そういや、先月の6/19のサンデースポーツで元中日監督の落合さんがこうおっしゃってました↓
「優勝ラインを設定した場合。これは数の遊びだと思ってください。俺が監督やってる時は、開幕前に数遊びっていうのかな、何勝したら優勝できるっていう計算するんですよ。今年(143試合制)なら80に設定すると、20くらいの貯金ができるわけです。
6/19サンデースポーツでの落合さん
で、7試合平均で1つの区切りとして、シーズン4勝3敗で20いける。
何個負けられるのかという計算をしながら、ここまでは負けてもしょうがないと。
『この負けは想定内なんだ』って考え方をすると結構やりやすい」と独自理論を展開した。
例えば、今季のセ・リーグの優勝ラインを80勝とした場合、首位のヤクルトは残り試合を37勝41敗で戦えば優勝できる。一方、2位の巨人は43勝30敗、3位の阪神も49勝26敗で到達可能。落合氏は自身の監督経験に基づいて最後まで諦めない大切さを力説した。
これ、6/19の時点での勝敗をベースに話してらっしゃいましたが、実はこの後、ヤクルトの新型コロナ大量離脱、巨人の投壊・大失速、阪神の猛チャージなどいろいろ異変が起きる訳で、落合さんもこの時阪神が、球宴前に5割に復帰するとは予想していたでしょうか??
まぁそれはさておき、80勝を優勝ラインに置いて、”あと何回負けられるか”という大変興味深い計算をされています。後半戦を踏まえて今年はどうなりそうか計算する前に、昨年の結果をおさらいしてみましょう。
参考までに2021年去年のセ・リーグ順位表です。
ヤクルトは最終的に73勝52敗18分貯金21勝率.584、阪神は77勝56負け10分貯金21勝率.579、と勝率のわずかの差で後塵に拝するわけですが、実は両チームとも貯金は”21”だったんですね。
次にチーム別の貯金の推移です。
こうやって改めて推移を確認しますと、阪神は6/18の時点で貯金20に到達、その後8月9月と中だるみして、10月に入り最後のラストスパートも僅差で敗れるといった内容です。
あまり中だるみのイメージは正直なかったのですが、やはりこの時期はと言うとオリンピックもありましたが、佐藤輝の失速・先発投手陣が粘り切れなかった等、その辺りが如実にチーム成績に表れていることがわかります。また9月以降本格的に高橋遥人が帰ってきたことも大きかったと思っています。
一方ヤクルトはというと、9月末からの猛烈なチャージで阪神に追いついてきたことがわかります。
また、興味深いことに、8月末時点では首位争いをしていた巨人が9月に入ってから失速していきます。この巨人とヤクルトの貯金グラフはきれいに2極に分かれていくのが象徴的ではありますが、両チームの対戦成績はヤクルト11勝巨人11勝の全くの5分。
巨人がヤクルトの貯金を手助けしていた訳ではなく、実はDeNA(貯金11)、中日(貯金7)、広島(貯金6)で大きな貯金を作っていたことがわかります。
広島の猛追は9月以降、巨人・阪神をカモにしていたことがわかっています。
話逸れましたが、昨年は9回打ち切りルールだったため、通常より引き分け多く、80勝に到達しませんでした。
今年は12回までありますので、引き分けは昨年の1/5程度になると予想。
そう考えると優勝ラインは80-83勝くらいになるのかなと言った予想です。
現時点でのヤクルトの成績は56勝34敗1分残52試合、阪神は46勝46敗2分残49試合。
80勝ラインとした場合、ヤクルトは残り52試合で24勝すればよく、阪神は残り49試合で34勝が必須。
勝率になおすと、ヤクルト.461、阪神.693とやはりヤクルトが圧倒的に有利な状況ではありますが、
阪神の7月攻勢の成績、12勝5敗(.706)を続けられればチャンスは必ずあります。
カギとなるのは打撃陣。
ここまでの打撃陣の成績は、リーグワーストの打率.239、59本塁打と320得点はリーグ4位。
本格的な夏場に入ると投手陣の踏ん張れない時が必ず来るため、打撃陣の奮戦が必須です。
特にクリンナップの近本・佐藤輝・大山・糸原が切込み隊の中野・島田をいかに返せるか、また一発が期待できるロドリゲスがどこまでやれるか、その数字次第で後半戦の趨勢に大きな影響を及ぼします。
何とかあと2ヶ月半、総力挙げててっぺんを目指して欲しいものです(^^)/
後半戦”開幕投手”西勇頼む!
阪神の後半戦”開幕投手”は西勇輝投手。ヤクルトは小川泰弘投手。
お互いに防御率2点台前半とここまで好成績を残している両投手。
小川投手は早めの段階で捕まえておかないと、スイスイと5回6回まで行ってしまうので、はやめの先制点奪取を打撃陣にはお願いしたいと思います。
西勇も味方の援護の直後に失点するケースが散見されますのでその点は注意ですね(*´з`)
では明日18時甲子園にて、3連戦のあたまを取りに行きましょう(^^)/